食べログ1位を獲得した最高峰のイタリアン
SALONE 2007

口コミ
「横浜」から始まった洗練されたイタリアン
黄色のたぬき(4502) [携帯電話番号認証済]
2018/08最終訪問
★★★★4.0
(詳しい評価)

★★★★4.0
2018/08訪問
横浜の山下町にあるイタリア料理店です。
横浜から始まり東京・大阪と5店展開するサローネグループの旗艦店。
コンセプトは「伝統料理を再構築した横浜イタリアン」
伝統的なイタリア料理をもとに新感覚の料理を提供しています。
2007年開店。

夜訪問。
場所は元町・中華街駅 4番出口より約1分。
バーニーズ ニューヨーク横浜店の地下1階。
マリンタワーのすぐ横なのですね。
入口は山下公園側、バーニーズニューヨーク1階を通っても行くことが出来ます。

重厚で高級感ある入口。
店内は広く、テーブルはゆとりを持って配置。
椅子の座り心地はよく、落ち着いた時を過ごせます。
スタッフは礼儀正しく、爽やかな印象。
サービスは丁寧で感じが良く、料理の説明もわかりやすいです。

料理はお任せコース(12,000円、サービス料10%、税抜き)のみ。
テーブルに置かれた封筒に本日のメニューを書いた紙とドリンクメニュー(ワインペアリングなど)が同封されていました。
とてもセンスが良いです。
メニューに書かれているのは、料理の題名と素材。
これから出される料理への期待が高まります。
8月は店が入るBARNEYS NEWYORK25周年を記念したコラボメニュー。
アメリカンな要素も取り入れたそうです。

お飲み物は辛口のワインを注文。
プーリア産のシャルドネ(1,600円)。
コクがあり、好みの味。
量は少なめ。
ガス入りの水(1,000円)も注文。

出て来た料理は以下の通り。
料理は南北のイタリア料理を基本に、素材の旨さを引き立てるよう組み立てたもの。
一皿の量は少なめですが、どの皿も奥行きある内容です。
器の演出も素敵でした。

Inizio/序章 A5サーロイン・メークイン・トリュフ
店のスペシャリテ。
ブランデーでフランベした“牛肉(A5サーロイン)”で“メークイン”のマッシュポテトと“トリュフ”を包み、串に刺した一口前菜。
マッシュポテトはよく練られ、絹のように滑らかでお餅のよう。
マッシュポテトがサーロインの脂を引き立て、最後にトリュフの余韻。

Stagione/盛夏 トマト・胡瓜・ミント
ガラスの器に盛られた、爽やかな一皿。
上から“ミント”のトッピング、ガスパッチョ(“トマト”)のソルベ、ライムで味付けした薄切り“胡瓜”、魚介(タコ・ムール貝・びんちょう鮪、白身魚)のタルタル。
全てを混ぜていただくと、しゃりっとしたガスパッチョのソルベが口の中で広がり、いろいろな魚介の異なる味。
ひんやりと清涼感あるガスパチョの余韻。

Frinto/構造 羊サルシッチャ、フィノキエット、サフラン
BARNEYS NEWYORKとコラボした品。
南イタリアのアランチーニ(ライスコロッケ)をアメリカンドックで表現した品。
見た目は「アメリカンドック」そのものですが、衣は米粉、中身は“羊のサルシッチャ”・モッツアレラチーズ・“フィノキエット”(フェンネル、茴香)。
赤いソースはケチャップではなくトマトソース、黄色いソースはマスタードではなく“サフラン”のソース。
串のままかじると、歯ごたえあるサルシッチャと糸引くモッツアレラチーズが力強いです。
フィノキエットの甘い香りの余韻。

ここへ来る前に『「アメリカンドック」はご馳走だった』と連れと話題にしたばかり。
イタリアンな「アメリカンドック」を楽しみました。

Filosofia/哲学 鮮魚・タコ・ハマグリ
店のスペシャリテ。
オレンジが香る“ハマグリ”のスープで魚介を酒蒸しした、温かくシンプルな品。
“魚”は金目鯛でほくほく。
下に隠れていたのは明石の“タコ”と九十九里の“ハマグリ”。
イタリアンパセリのトッピング。
オレンジの香りをつけたオリーブオイルがハマグリ出汁の旨みを引き立て、とてもおいしい。
これだけのスープを取るには、かなりの量のハマグリを使っているはず。
スープは残さずいただきました。
貝好きなので、メニューに書かれた素材を見た時から楽しみにしていたのだけれど、期待通りで大満足。
この料理が一番気に入りました。
ハマグリとオレンジの余韻。

パン
小さなお饅頭のような丸パン。

Colore/真紅 大麦・ビーツ・牛ラグー
真紅の“大麦”のリゾット。
“ビーツ”で作った真紅のシートをかぶせ、プチレッドソレルを添えたもの。
大麦のリゾットには和“牛のラグー”がたっぷり。
重めになりがちな和牛のラグーの味をビーツの角切りとスパイシーなマジョラム、レモンのトッピングが引き立てていました。
マジョラムが良い仕事をしていて、余韻はマジョラムの香り。

Ristretto/味覚の濃縮 豚・イカ・パイナップル
異なる素材の組み合わせを一口(ワンスプーン)でいただくもの。
少しずつスプーンのような器に盛られていたのは次の素材。
①スターアニス・シナモンでコンポートして凍らせた“パイナップル”。
②60℃で1時間火入れした“豚”肩肉とローズマリーオイル。
③白のバルサミコ酢のゼリーとアーモンドの角切り。
④“イカ”墨のソースとソテーしたイカのゲソ。
①~④を口の中に入れると、通常は一緒になることはない豚とイカがパイナップルの甘味とバルサミコ酢の酸味が、全体をつなぎ合わせていました。
アーモンドの食感が良く、不思議な味わい。
いろいろな味(甘・塩・酸・肉の旨み)の余韻。

ここでメイン用ナイフ、フランス製「9.47」が色違いで置かれました。
このナイフで魚を切ります。
Proposta/提案 カジキ・フォアグラ・ナス
柔らかさを残してソテーした“カジキ”に、燻製した“フォアグラ”のソテー、“なす”のインボルティーニをのせ、オレガノのパン粉をトッピングしたもの。
ピリ辛のプッタネスカソース添え。
なすのインボルティーニは薄切りしたナスで、リコッタチーズとバジルペーストを巻いたもの。
上からスパッとナイフを入れ、一度にいただくと旨いです。
カリカリのオレガノのパン粉がとろりとしたナスのインボルティーニと好相性。
プッタネスカソースも合いますね。
余韻はバジルペーストを巻いた茄子の食感。

Identita/表現 タヤリン・トリュフ・ペコリーノ
“タヤリン”はピエモンテ発祥の手打ちの細切りパスタ。
シンプルにバターと“ぺコリーノ”チーズで和え、ブラックペッパーをたっぷりトッピング。
“サマートリュフ”をたっぷりかけてサービスされました。
歯ごたえの良いタヤリンにペコリーノチーズが絡んだトリュフの香り。
贅沢な一皿でした。
量は多すぎず少なすぎず、適量。
余韻はチーズと一体化したトリュフの香り。

メニューには追加(1,650円)で「手掴みで食べるチーズ」も用意。
こちらは注文せず。

Concerto/協奏 バナナ・ライム・ピスタチオ
“ライム”シロップに浸したババ、キャラメリゼした”バナナ”、ピンクペッパーのジェラート。
ラムレーズンのトッピング。
底に敷いてあるのは濃厚な“ピスタチオ”クリームと生クリーム。
ライムのゼストを振りかけ、周囲を飾るのはパッションフルーツのソース。
柑橘系とパッションフルーツの酸味とピスタチオのクリームの組み合わせ。
個人的にはパッションフルーツ爽やかな酸味でおいしくいただきました。
甘味を抑えたピンクペッパーのジェラートもさっぱりした後味。
余韻はピンクペッパーのほのかな辛味とパッションフルーツの酸味。

Binario/プラットホーム 小菓子
黒トリュフに見立てた、カンノーリ。
カンノーリは筒状の揚げた生地にリコッタチーズを詰めたシチリアの郷土菓子。
こちらはトリュフに見立てたイカ墨を練り込んだ黒い生地でチョコレートとオレンジ風味のリコッタチーズを挟み、刻んだピスタチオをまぶしたもの。
下に敷いてあったのはカカオニブ。
カカオニブは甘味がなく体にも良いので、好きな素材。
手でつまむので食べにくいですが、お茶と共にいただきました。
余韻はカカオニブのほろ苦さ。

Caffe Te エスプレッソ、紅茶、ハーブティー
ハーブティーはカモミール又はローズ。
選択したのはコーヒー
連れはハーブティーのカモミール

食後にシェフがテーブルまで来て、ご挨拶。
料理の記憶はシェフにお会いすることにより印象付けられるので、テーブルにシェフが来てくれるのは嬉しいです。
食事後、スタッフより本日の料理をイラストで解説した紙もいただきました。
料理の内容は覚えきれないので、至れり尽くせりです。
滞在時間は約2時間半でした。

今回は祝BARNEYS NEWYORK25周年ということで、アメリカの要素を取り入れた料理も登場。
アメリカンドック=アランチーニというシェフのアイデアはさすがです。
また、今回の料理は甲殻類を使っていませんでした。
甲殻類が苦手な人にもお勧めできますね。

料理は余韻を残しつつ、次の皿へつなげていくスタイル。
イタリアの南から北へ旅するような10皿のコースは、多すぎず少なすぎず適量。
食事をしながらイタリアを旅しているような気分になり、楽しかったです。

料理・店の造り・サービス全てが横浜らしくない、洗練されたイタリア料理店でした。


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SALONE 2007 - 外観写真:外観(入口) SALONE 2007 - 料理写真:Stagione/盛夏 トマト・胡瓜・ミント SALONE 2007 - 料理写真:Frinto/構造 羊サルシッチャ、フィノキエット、サフラン SALONE 2007 - 料理写真:Filosofia/哲学 鮮魚・タコ・ハマグリ SALONE 2007 - 料理写真:Identita/表現 タヤリン・トリュフ・ペコリーノ SALONE 2007 - 外観写真:外観(看板) SALONE 2007 - 外観写真:外観(看板) SALONE 2007 - 外観写真:外観(1階から地下階への階段) SALONE 2007 - 外観写真:外観(入口) SALONE 2007 - その他写真:テーブルセッティング SALONE 2007 - その他写真:テーブルセッティング SALONE 2007 - メニュー写真:メニュー SALONE 2007 - ドリンク写真:白グラスワイン SALONE 2007 - 料理写真:Inizio/序章 A5サーロイン・メークイン・トリュフ SALONE 2007 - 料理写真:Stagione/盛夏 トマト・胡瓜・ミント SALONE 2007 - 料理写真:Frinto/構造 羊サルシッチャ、フィノキエット、サフラン SALONE 2007 - 料理写真:Filosofia/哲学 鮮魚・タコ・ハマグリ SALONE 2007 - 料理写真:パン SALONE 2007 - 料理写真:パン SALONE 2007 - 料理写真:Colore/真紅 大麦・ビーツ・牛ラグー SALONE 2007 - 料理写真:Colore/真紅 大麦・ビーツ・牛ラグー SALONE 2007 - 料理写真:Colore/真紅 大麦・ビーツ・牛ラグー(ビーツのシートの下側) SALONE 2007 - 料理写真:Ristretto/味覚の濃縮 豚・イカ・パイナップル SALONE 2007 - 料理写真:Ristretto/味覚の濃縮 豚・イカ・パイナップル SALONE 2007 - 料理写真:Ristretto/味覚の濃縮 豚・イカ・パイナップル SALONE 2007 - その他写真:メイン用ナイフ、フランス製「9.47」 SALONE 2007 - 料理写真:Proposta/提案 カジキ・フォアグラ・ナス SALONE 2007 - 料理写真:Proposta/提案 カジキ・フォアグラ・ナス SALONE 2007 - 料理写真:Proposta/提案 カジキ・フォアグラ・ナス SALONE 2007 - 料理写真:Proposta/提案 カジキ・フォアグラ・ナス(側面より) SALONE 2007 - 料理写真:Identita/表現 タヤリン・トリュフ・ペコリーノ SALONE 2007 - 料理写真:Identita/表現 タヤリン・トリュフ・ペコリーノ SALONE 2007 - 料理写真:Concerto/協奏 バナナ・ライム・ピスタチオ SALONE 2007 - 料理写真:Concerto/協奏 バナナ・ライム・ピスタチオ SALONE 2007 - 料理写真:Concerto/協奏 バナナ・ライム・ピスタチオ SALONE 2007 - 料理写真:Binario/プラットホーム 小菓子 SALONE 2007 - 料理写真:Binario/プラットホーム 小菓子 SALONE 2007 - 料理写真:Binario/プラットホーム 小菓子 SALONE 2007 - ドリンク写真:コーヒー SALONE 2007 - ドリンク写真:コーヒー SALONE 2007 - ドリンク写真:ハーブティー SALONE 2007 - メニュー写真:メニュー SALONE 2007 - 内観写真:店内 SALONE 2007 - メニュー写真:メニュー(入口)
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この口コミの詳しい評価
■各項目の評価
夜:総合評価:★★★★4.0
夜:料理・味 :〓〓〓〓4.0
夜:サービス  :〓〓〓==3.5
夜:雰囲気 :〓〓〓==3.5
夜:CP   :〓〓〓==3.3
夜:ドリンク  :〓〓〓==3.5
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昼:総合評価:
昼:料理・味 :
昼:サービス  :
昼:雰囲気 :
昼:CP   :
昼:ドリンク  :
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■使った金額
夜:¥15,000~¥19,999
昼:-
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