丹波篠山 近又


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口コミ
「雪女」が喜んだ美味いぼたん鍋。23年ぶりの再訪、この味は忘れなられない!
河内屋新右衛門(1232) [携帯電話番号認証済]
2016/03最終訪問
★★★★4.2
(詳しい評価)

★★★★4.2
2016/03訪問
河内屋にございますぅ~。

今日はちょっと趣向を変えた紹介方法で。河内屋の本業を活かした内容でおます。。。が前置きが長いのが難点です・・・たぶん・・・差し戻しか???

こちらのお店は23年前にお伺いしたことがあります。どうも雰囲気が変わっていたのでお尋ねしたところ、改装されたらしいです。
とっても明るく綺麗なエントランス&ロビーでした。
部屋に案内されるまでロビーのソファーでしばらく待ちます。雛飾りがきれいです・・・
幼馴染の誕生日をお祝いするつもりで訪問しました。


「YUKI-ONNA」小泉八雲 ~丹波篠山・旅館近又にて~

大学時代の友人はいまでもかなりつながってる。
高校時代は年賀状でのみつながってる人は2人だけ。
小・中学校時代からの友人はたまに会う。10人くらいいる。ほとんど彼らは地元の高校に進んだから、わたしのように大阪市内の私立高校には行ってない。どうしても会話がローカルで、わたしには寂しい時間もある。
そんなとき、それと気づいて話柄を変えてくれる人がいる。。。。。

小泉八雲の「YUKI-ONNA」を原文で改めて読んでみると、自分が記憶している「雪女」と違いがあることが分かった。
八雲の「YUKI-ONNA」は武蔵国が舞台だが、私の記憶では「北国」なのだ。越後か羽前、羽後のような印象がある。また最初に雪女と遭遇するのは木こりの親子と思っていたが、茂作とその年季奉公人の巳之吉ということであった。また吹雪を避けて二人が駆け込んだのは猟師小屋と思っていたが、河の渡し守の小屋ということだった。
わたしの理解では二人が避難した猟師小屋そのものが、すでに異界を侵していた、つまり雪女のテリトリーを侵害していたために、雪女が二人を襲ったということではないかということである。河の渡し守の小屋は常設だから、雪女のテリトリーを侵害しているとは思えない。原作を読む限りでは雪女が二人を襲う理由がわからないのだ。茂作はあまりに理不尽に命を奪われている。さらに巳之吉には「あなたは若いから」だの「巳之吉さん、あなたは美少年ですね」とか自分勝手な言い方をした上で「もしこのことを誰かに、あなたのお母さんにでも云ったら、わたし、あなたを殺します」などともはや“ヤカラ”以外の何者でもないような脅迫までしているのである。
わたしの記憶している「雪女」のお話では、吹雪で遭難しそうになりながら偶然に猟師小屋を見つけて避難するのだ。猟師小屋は冬季は使われないため、雪女のテリトリーにあっても問題はなかったはずだ。だからそのテリトリーを侵した二人の侵入者を襲ったのは、まだ正当な理由があるように思われるし、巳之吉(別名あり)に同情したという流れも、それほど不自然ともいえない。
八雲の「YUKI-ONNA」に登場する雪女はなにゆえにあれほど理不尽なのだろうか。わたしはいろいろと考えを致したが、所詮、雪女には最初から茂作と巳之吉たち二人の襲撃計画があったのではないか。まず彼女が巳之吉の名前を知っていること、そして母親がいるということを知っていた。ひょっとすると父親がすでに亡くなっていること(本文にはそのような記述は無いですが)も知っていたのかもしれない。
問題は雪女は何のために襲撃を計画したのかということだ。原作を読む限り雪女は永遠に生き続けるようだ。そして彼女は人間の命に限りがあることも知っている。永遠に生き続ける命を実際に持っている雪女にとって、人間の命は極めて儚いものに思えたのだろう。そこに異類婚姻の目的が生じたのではないだろうか。
そして彼女は「お雪」という若い女性に姿を変え、巳之吉に近づいた。もちろん目的は異類婚姻である。寿命を持つ人間との間に子供を成せば、その子は当然寿命を持つことになる。実は永遠の命を保ち続けることは彼女にとって苦痛であったのかもしれない。そして彼女はいつか巳之吉が約束を破ること、つまりあの夜の事のことを自分に話すことも知っていながら、子供を成したのではないだろうか。
原作では二人の間には十人の男女が生まれたとある。いずれも色白で美しかったそうだ。物語の結末は私の記憶と一緒であるが、過程が違う。その違いを考えるとこういうことになった。
巳之吉とお雪の間に生まれた子供たちは、いわば人間と妖怪の間に生まれた「妖怪人間」である。かれらはもちろん寿命がある。しかしおそらく雪女のDNAを受け継いでいる以上、普通の人間よりもかなり長生きしただろうし、いつまでも若い容姿を保っていたに違いない。この種族は近年になっても生存していることが分かった。彼(彼女)らは閏年、2月29日に生まれる。そう、4年に1度しか年を取らないのである。
わたしに気遣って話柄を変えてくれる人は、わたしが6歳のころからの幼馴染なのである。彼女は1964年2月29日に生まれた。いまだ13歳である。4年前には十三参りに連れて行ってやった。わたしは彼女を「雪女」と呼んでいる。もちろん彼女は否定するが、怪しいものだ。いつまでたっても年を取らないのがその証拠でもある。とても小学生の孫がいるとは思えない。
4年に一度の誕生日を祝ってやろうと思ったが、生憎東京行きが重なってしまった。それで日を改めて丹波篠山まで天然猪を食べに連れて行ってやったのだ。「JRこうのとり」という特急にのってわざわざ兵庫県篠山市の「近又」まで行ったのである。
創業300年を軽く超える老舗旅館「近又」。お部屋の両側から中庭が見える。猪肉は煮込めば煮込むほど美味しいのだそうだ。15分ほど煮込んで食べるが、その間に「猪肉の塩焼き」が供された。これがとんでもなく美味しかった。適度に歯ごたえがあって、脂身の美味さはどうだ。まったくくせがない。牛でもこれほどおいしいものはなかなか食べれない。少しお酒も飲んだ。退院してからほとんど飲んでないので久しぶりだ。
メインの鍋はほんまに美味しかった。お肉がここまで柔らかく味わい深いものになるとは衝撃的だ。最後の〆は「ぼたん丼」。言葉では言い表せない味わいだった。23年前に初めて食べたボタン鍋がこちらだった。あの日一緒に食べた人たちは皆すでに故人となっている。いろんな意味でこころに滲みる味だった。
その後、18時55分の「JRこうのとり24号」で大阪まで戻り、門真にある彼女のお店でシャンパンを開けて再度乾杯。
それにしても「雪女」なのにあたたかい鍋を「おいしい」「おいしい」と言いながら食べておったのはどういうことだろうか。
今度は「たちばな」で大ハマグリのしゃぶしゃぶ鍋を御馳走してやるという約束をして別れた。
勇ちゃん、たのむ!

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丹波篠山 近又 - 料理写真:ぼたん丼。うまい。そして不思議。 丹波篠山 近又 - 料理写真:コースにある「塩焼き」は絶品です。 丹波篠山 近又 - 料理写真:15~20分煮込みます。 丹波篠山 近又 - 料理写真:天然物の猪肉です。 丹波篠山 近又 - 料理写真: 丹波篠山 近又 - 料理写真:先付け。お刺身は若竹と蒟蒻。丹波の黒豆も。 丹波篠山 近又 - その他写真:ロビーには雛飾り 丹波篠山 近又 - 外観写真:趣が違いますわ。歴史と格式を感じさせます
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この口コミの詳しい評価
■各項目の評価
夜:総合評価:★★★★4.2
夜:料理・味 :〓〓〓〓4.2
夜:サービス  :〓〓〓〓4.2
夜:雰囲気 :〓〓〓〓4.2
夜:CP   :〓〓〓〓4.5
夜:ドリンク  :〓〓〓〓4.0
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昼:総合評価:
昼:料理・味 :
昼:サービス  :
昼:雰囲気 :
昼:CP   :
昼:ドリンク  :
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■使った金額
夜:¥10,000~¥14,999
昼:-
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これらの口コミは、ユーザの方々お食事された当時の内容に基づく主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
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